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当協会の​設立趣旨

世界は気候変動に関するパリ協定の締結後、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする方向で一斉に動き始めました。

  • 各国の政府のみならず、民間企業もゼロ炭素を目指して各種の自主的な活動を開始。

  • この中でもRE100のように使用電力の100%再生可能エネルギ-化を目指す活動を行うには、再エネ価値の取引が有効である。

  • 再エネの適正な使用を保証することは、政府や企業の二酸化炭素排出量管理の上でも重要であり、不正使用を防止するトラッキングシステムが重要となる。

さらに、欧州においてトラッキングシステムの議論が進むにつれて、原産地証明が有効となるのは、再エネ電力に限らず、バイオガスやさらには、エネルギ-以外の領域にも応用できるということが認識され、国際トラッキング基準は、このような汎用的なトラッキングシステムとして作成されている。

  • トラッキングは、言わば不動産取引における登記簿システムのようなもので、価値が生産される都度に登記簿に登録し、その時々の所有者の履歴を記録するとともに、利用済となったものは別途管理し、不正取引や二重使用等を防止するというものである。

  • 原産地や製造方法、製造日時が重要な価値となる種々の取引の基礎となる不正取引防止の一種の登記簿システムであり、今後、様々な分野で展開される可能性がある。

  • 我が国においては、このような概念はまだ普及していないが、今後の我が国の経済・社会の健全な発展のために、トラッキングシステムの普及は重要であり、普及や理解の促進を図るために日本トラッキング協会を設立するものである。

当協会の設立趣旨
会長ご挨拶

会長​ご挨拶

トラッキングシステムというと、再生可能エネルギ-の種類や発電所を明らかにするものという認識が我が国の一般的な認識であると思います。

  • 再生可能エネルギ-の価値がさらに高くなるといった付加的な情報という認識です。

  • しかし、欧米で考案された元来のトラッキングというのは、ある価値の二重取引や不正取引を防止するために、価値の製造から使用まで全ての取引履歴を記録する登記簿のようなものと考えた方が正確な理解となるでしょう。

  • このようなトラッキングシステムは、原産地や製造方法、製造日時が重要な取引価値となるような様々な取引において不正や二重使用を防止するために使用することが可能な概念です。

代表理事 内藤 克彦

欧米においては、このトラッキングの対象を電力に限らず、様々な分野に広げていくという動きがあります。グロ-バル化した世界経済の中では、このような基本的なシステムを我が国も積極的に取り込んでいくことが重要です。

  • このため、日本トラッキング協会では、トラッキングを巡る世界の動向を常に把握するとともに、トラッキングシステムを我が国にも普及促進することに努めてまいりたいと考えております。

  • まだ、設立したばかりで、体制が整っていない状況ですが、皆様のご支援の下に、積極的な活動を展開していきたいと考えておりますので、宜しくお願い申し上げます。

今後の計画

今後の計画​​

以下の活動を計画しています。

  1. トラッキングに関する調査、研究

  2. トラッキングに関する講習会、講演会、研修会等の開催

  3. トラッキングに関する交流・意見交換の推進

  4. トラッキングに関する国際情報の収集・提供

  5. RE100等の関連情報の収集・提供

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